2017新春の集い  

「新春のつどい」東京・生活者ネットワーク主催2017新春の集い
(1月31日中野サンプラザにて)

「政治はどこに向かうのか?」と題し、パネリストの三浦まりさん(上智大学教授)は、男女共同参画と議会にクオーター制の導入について、諏訪原健さん(元SEALDs)は、弱者となっている若者の政治参加の実現と教育の格差是正について、中野晃一さん(上智大学教授)は、アメリカの大統領選から見えたポピュリズムによる社会の分断と、市民の政治参加によりつながりあうことができるデモクラシーについて話されました。表現は違うものの、それぞれ、生活と政治はつながっていること、デモクラシーの担い手として生活者ネットの何十年もの草の根の歩みがあったからこそ自分たちが「市民連合」としてつながることができたこと、そしてこれからも人と人をつなげ市民の政治参加を実現してほしいと熱いエールをいただきました。

テレビで見る政治ではきれいな言葉が並んでいます。都政についても「都民とは誰のこと?女性活躍とは?誰が何を担うのか?と主語がなく、わかりにくい」との中野氏の言葉に、その通りだと思いました。あふれる情報の中で、何を信じてどう行動するか考えるためには、人に話せること、変だと思ったことが口に出せるような関係づくりが必要です。地域活動は目に見える大きな成果は実感しにくいですが、多くの人が政治に参加できるよう、人と人とのつながりを確実に広げていこうと思いました。