「のざわテットー広場」は、子どもも大人もホッとできる大切な居場所

今日は「のざわテットー広場」http://tetto.kuronowish.comの当番でした。

テットー広場にて 雪の写真
テットー広場にて 雪の写真
2月のみぞれ交じりの雪の寒い1日でしたが2家族が遊びに来ていました。1組は今日産まれてもおかしくない臨月のマタニテイママとパパと2歳の女の子。もう一家族はママとパパ、0歳の女の子と幼稚園年少さんの男の子。
外に七輪をだしてべっ甲飴を作っていました。寒いけど2歳の女の子も家から出たり入ったりします。

テットーひろばは屋内と屋外併せ持った子育て支援ひろば。世田谷区の広場事業(補助事業)となって3年がたちます。
床暖房入りのキッチン付の公園だからこそこんな雪の日でも妊婦さんも赤ちゃんも来ることができます。家で陣痛が始まるのを待つより沢山の人のなかでおしゃべりしながら時を過ごす方がどんなに心強いことか。核家族化しているからこそこんな場所はとても必要とされているのだと実感します。

もう一家族のパパは、日頃残業続きのため朝ゆっくり寝かせてあげたくて、午前中からママと男の子と赤ちゃんとでテットーに来ていました。昼からパパも合流して、16時ぐらいまでテットーで家族とともに過ごしていました。

テットー広場はプレイリーダーが男性なので、よく休みの日にはパパが来ます。外で雪の結晶をカメラにおさめたり、七輪を触ったりとパパはやはりアウトドア。子どももそんなパパは大好きです。ママは家の中でゆっくりおしゃべり。子育ての話が中心ですが、昨日は習い事の話に花が咲きました。

小学生に3つの間(空間、時間、仲間)が無くなったといわれて久しいですが、今はもっと低年齢化していて幼稚園生もそうなのだそうです。皆3つ4つ習い事をしていて遊ぶ時間がないのだそうです。私の3人目の娘が幼稚園だったのは6年以上も前の話。その頃は皆、習い事はしていましたが、多くて2つだったような気がします。4つも5つも習っていたらいつも時間に追われてボーっとする時間も友達と遊ぶ時間もありません。

昨日もプレイリーダーと熱く語り合いましたが「根拠のない自信」(自己肯定観)は、その子どもを無条件に受け入れてくれる場所で自分で築いていくものだと。「根拠のある自信」は教育機関、習い事や塾などで育まれていきます。しかしそれだけでは根拠が通じない環境では自分を支えていくものがなくなり不安定になってしまいます。今の日本の子どもたちにはこの両方の自信がないといけないのに、成果の見えやすい「根拠のある自信」だけしか育っていない気がします。
現に先進国内で日本の子どもの自己肯定観は最下位にちかいです。これからの社会では前者の方が大切になってくるのではないでしょうか。
子ども(親も、地域の人)を無条件に受け入れて見守っていける場所の1つに「テットー」はありつづけたいです。