世田谷喜多見のエコハウス見学

「環境まちづくりNPOエコメッセ」の企画に参加して

リビングから続いた和室 床はカラ松、畳は伊藤園のお茶殻を再利用した「さらり畳」 
リビングから続いた和室 床はカラ松、畳は伊藤園のお茶殻を再利用した「さらり畳」 
小田急線に乗って25年ぶりに喜多見に行ってきました。前とは見違えるほど開けていてびっくりしました。その喜多見から歩いて5分ぐらいのところにある「江戸styleの家」を見せていただきました。
玄関からとても温かみが感じられ、靴をぬいで上がると段差のある畳の間が広がります。とても4畳半には見えない解放感で、限られた空間を少しでも広く快適にみせる工夫が随所に見られました。光を沢山取り入れる工夫。夏には外気を床下から取り入れたり、緑のカーテンに雨水を流して、冷やされた空気を換気扇で室内に取り込んだり、屋根に雨水を流して冷却したりとあらゆる工夫が盛り込まれていました。
昔の日本家屋は自然と共に暮らしていくようにできていましたが、私たちは快適な環境を追い求めるあまりに機械設備に頼って、外気をシャットアウトし、室内を暖めたり、冷やしたりしてきました。環境への優しい配慮が叫ばれる今、私達はもう一度暮らしを見直してみる時期にきているのではないでしょうか?ベランダでもできるミニ菜園や緑のカーテンなどの広がりがあるなか、壁紙を珪藻土に変えることが簡単にできることなど、身近にできることを提案していきたいと思います。